遮熱カーテン(熱を遮り省エネ効果)
外からの熱を遮断して、室内の快適に保つ遮熱カーテン
夏は「涼しく」、冬は「暖かく」、一年中室内の快適を実現出来るのが遮熱機能の付いたカーテンです。外からの日射熱をカットして室内の温度を抑制、その上、室内の快適な空気をそのままにして、省エネ効果も期待できます。
■遮熱カーテンの仕組みを理解する
下の図は、室内の窓に何もない状態での外からの熱の流れ、室内に滞留した空気の流れを表しています。この図の通り、主に夏は、窓から熱エネルギーが侵入し室内の気温が上昇。逆に冬は温めた空気が窓から外へ逃げてしまっていることが分かります。
●熱エネルギーの流れ
●窓に通常のカーテンと遮熱カーテンを取り付けた時の実験
室内を模した実験キットで、①室内に何もつけない状態・②一般のドレープカーテンを付けた状態・③遮熱カーテンを取り付けた状態、以上3つで実験を行いました。
試験方法)断熱性試験
50センチ×40センチのボックスに窓の役割のガラス板を設置。
室内のボックス内に温度センサーを設置し、赤外線ランプを照射する。まずは①室内に何もつけない空試験を行い、次に②一般の遮熱ドレープカーテンを付けた状態、③遮熱ドレープカーテンを付けた状態で、1時間、温度を測定した。
結果…
遮熱ドレープカーテンを付けた状態は、一般のドレープカーテンを付けた状態よりも室内の温度の抑制をしていることが、分かりました。
■遮熱カーテンを使用するメリット
外気からの空気を遮断する遮熱機能
実験結果からも分かるように、外からの外気を入れないのが遮熱カーテンです。特に直射日光の多い窓、西日対策に抜群の機能です。
室内の空気を逃さない遮熱機能
遮熱カーテンは、特殊なコーティングや、特殊な糸により、通常のカーテンより密度が詰まっている状態なので、家の中で暖まった空気や冷やした空気を逃がしません。
省エネ効果
外からの外気遮断、室内の空気を逃がさないことで冷暖房効率がアップ。遮熱カーテンは、省エネ効果が期待できます。また、遮熱カーテンには、UVカットの機能も付いていることが多いので、家の中の家具、フローリングなど、日焼け・光の劣化から守ります。
■遮熱カーテンの豊富なバリエーション
遮熱カーテンは熱をはじくための特殊な加工を生地にしていますが、通常の生地と見分けがつかないくらいの加工技術が進歩しています。